1097人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ、学園に行くです♪」
そう言うとクレハは学園のある街の方に向かって歩き始めた。真もその後ろについて行った。
「…あっ、そうです。言い忘れてたですけど、この辺、たまにドラゴンとかがくるので気をつけ…アレ? 」
クレハが真に注意しようとクルリと後ろを見ると、何故か真の姿が無かった。
「…クレハ!そういう事はもっと早く言え!!」
真の声が聞こえたのでクレハはキョロキョロと周りを見た。
そして、クレハが上を見るとそこには、体長3mくらいで体の色が青いドラゴンが羽ばたいていた。
そして、口の所を見ると手と足で一生懸命耐えている真の姿があった。
「…アハハー。真君、どうやらドラゴンに気に入られたっぽいですー♪」
クレハは苦笑いをながらそう言った。
「嬉しくも無いし、笑い事で済まないからな!! …つか、食われてたまる…か!!」
そう言うと真は右足を使い、ドラゴンの口の中(舌)を思いっきり蹴飛ばした。
「ギャアァァァ!!」
ドラゴンは舌を蹴られたため、真を地面に落とし空へと逃げていった。
最初のコメントを投稿しよう!