異世界【シーク】への旅立ち

5/28
前へ
/185ページ
次へ
~30分後~   「着いたです♪」   街の前に着くとクレハそう言った。   「…でか」   真の真っ正面には縦10m横5mほどの鉄製の門があった。 「えっ、そうですか?小さいと思うんですけど?」   クレハはんーと考えながらそう言った。   は?これが小さい?感覚鈍ってんのか?   真はそう思った。   「とりあえず、中に入って学園に行きましょう♪」   そうクレハが言うと門が自然と開き、二人は街の中に入って行った。           ~学園内 学園長室~   「学園長…今、二人がこの街に入りました」 眼鏡を掛けた女性が椅子の方を向きそう言った。 向いた方には[学園長]と彫られた立派な木製のデスクがあり、その奥にはデスクと同じ木製で立派な椅子があった。 椅子は窓の方を向いていて、学園長と呼ばれた者が街の入り口の方を見つめていた。   「そう…やっとコッチに着いたわね…真」   学園長は静かにそう呟いた。
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1097人が本棚に入れています
本棚に追加