異世界【シーク】への旅立ち

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~10分後~   「着いたです♪」   クレハが学園の前に着くとそう言った。   「…やっぱ、デカ…」   二人の前には外国にありそうな建物が建っていた。 とりあえず、見た感じ東京ドームが10個あっても全然足りないくらい半端なく広い。   「とりあえず、学園長室に行きましょう♪」   そう言いながらクレハは学園内に入った。   まだ歩くのかよ…   真はここまでに来るのにもけっこう歩いたため、疲れたのでそう思った。   「んじゃ、コッチに来てです」   クレハが手招きした方にはコッチの世界にくる時に見た同じような魔法陣があった。 しかし、ところどころ文字が違ったり、何より色が白ではなく赤色だった。   「この魔法陣は学園内専用の転移魔法陣です♪学園内は広いですから移動が大変なので」   クレハはアハハと笑いながらそう言った。   …つか、クレハさっきから俺の心…読んでないか?   真がそう思っているとクレハがこちらの方を向いた。   「読んでませんです♪」   クレハは微笑みながらそう言うと魔法陣の上に乗った。   「え!…おい、クレハ!今、読んだろ!」   真は驚きながらそう言った。   「一体、何の事でしょう~♪」   クレハはとぼけたが読心術が使えると言う事を真は理解した。   「それより、学園長室に行くですよ?」   真はそう言われたので魔法陣の上に移動した。   「じゃあ、行くです♪…転移【学園長室前】へ」   クレハがそう言うと二人は消えた。
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