異世界【シーク】への旅立ち

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  「では、まず魔力について話します。 魔力とは簡単に言えば、人間の体内にあるエネルギーの事です。これは、人によって魔力の質や量などが違うのでこの水晶玉でランクを調べてクラスを分けます」   香菜がそこまで話すと真が立ち上がった。   「…という事は、魔力の質や量でクラスを分けているのか?」   真はそう聞いた。   「まぁ…大体はそうですね。しかし、たまに例外などもあります。…話しを戻しますけどこの魔力測定玉は魔力を注ぐと水晶玉の中に字が浮かび上がります。魔力はギルドランクで表されるのでF・E・D・C・B・A・S・SS・X・XX・Zとなります。 Fが一番低く、Zが一番高いです。しかし、学園ではZのランクを持つ学生は一人もいません。良くてAかSが数人ですね」   そう言うと香菜は水晶玉に力を入れた。すると、水晶玉の中で『SS』と字が浮かび上がった。
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