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「おぉー…ランク高いな」
真がそう言うと香菜は微笑みながら言った。
「教員は皆A以上の実力ある人で無いといけないので、殆どの教員はAランクです。…けど、私とクレハは同じSSランクです」
香菜がそこまで話すと真は驚いた。
「えっ?クレハもSSランクなの?」
真は意外だと言いたげな目でクレハの方を見た。
「なっ、なんですか!私がSSランクで何か可笑しいですか!?」
クレハは意外と言われたため、両手を上げ、うがーと言いながら怒った。
「…まぁ、煩いクレハはおいといて…話しを戻します」
香菜はふぅと呆れながら真に言った。
「分かった」
香菜と真はスルーしたが、クレハの方はイジけてしまい、無視しないで…と言って、泣きながら部屋の隅で『の』の字を書き始めた。
なんか…子供だな…
「じゃあ、次は属性について話す。水晶玉の色を見て下さい」
言われた通り、真は水晶玉の色を見た。
透明だった水晶玉が今は緑色になっていた。
「おっ?色が緑になっているけどなんでだ?」
真は香菜に聞いた。
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