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しばらく三人で、馬鹿な話をしていると、階段を上り、智哉がやってきた。
『お疲れ~!』
智哉はそう言うと、シマケンの隣に勢いよく座ると、タバコを取り出し火を付け大股開きでくつろぐ。
『どうやった?』
シマケンが興味津々に聞く。
『また家に
連れ込んだん?』
タタヤンも興味津々に聞く。
『あ~、そやな』
勿体振る智哉に、タタヤンが再び追い撃ちをかける様に
『ヤッたか
聞いてんねん!』
と、苛々した口調で聞く。
すると智哉は、ニッと笑い
『バリ可愛い
喘ぎ声やった~』
と答えた。
その瞬間、周りの三人は、机に置いてあるタバコを鞄やポケットに入れ、
『さ、今日は何する?』
『とりあえず
どこ行く?』
と話しだす。
『何や~?
お前ら~~!!
嫉妬すんなよ~!』
智哉は笑いながらタタヤンの肩を蹴る。
そして四人は外に出る。
『とりあえず、
金ねぇし、
集金(カツアゲ)
でもしにいくか』
『そやな!
日本橋行こうや!!』
13歳の彼らの日常はいつもこんな感じ。
主に、智哉、シマケン、アキラ、タタヤン、サルの五人でつるみ、こんな毎日を過ごす。
しかし、まだまだこれから、歳をとるにつれ彼らは、波瀾万丈な色々な事を経験して行くのであった。
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