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そんなある日、愛はいつも通り学校から帰り、軽く早めの夕飯を取り、夕方6時前に家を出て、塾へ向かう。
塾へは自転車で約10分弱。
塾の前に着くと、まだ時間前で、小学生が授業をしていた為、外で待つ事にした。
外の掲示板には前回の塾でのテスト結果が得点順に10位まで名前が張り出されている。
【…得意な数学で八位…あかんやん】
中学一年全生徒40名くらいの中での八位なので、対して悪くもないのだが、愛にとって今は勉強しか特にすることがなく、八位と言う結果は、してきた努力に対して反していた。
愛は少し落ち込み、掲示板から目を離し、後ろを振り返ると
『よっ✋どした?』
と、奈美が笑顔で立っていた。
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