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四人はベンチでそのまま眠ってしまったシマケンを忘れ、その後楽しく公園で酒盛りした。
『もうすぐ
夏休み終わりやなぁ
楽しかったなぁ』
アキラが言うと、タタヤンが
『学校も楽しいやん』
と言う。
『俺も学校楽しいで
教室クーラーきいてるし』
智哉がちょっと厭味がちに言う。
『いいよな~私立は』
アキラが羨ましそうに言うと
『羨ましがるな!
智哉が調子のる!』
と言った。
『どんどん
羨ましがってよ』
と、智哉はニッと笑う。
『今何時やろ?』
タタヤンが言うと
『今日集まったん
早かったから
2時くらいちゃう?』
とアキラは答える。
『シマケン寝てるし
そろそろ帰る?』
智哉が言うと、みんなが『そやな~』と言い、空になった缶等を集めた。
『シマケン、帰るで』
智哉がシマケンを起こしに行くと、シマケンは意識朦朧のまま助手席に乗り込み、再び眠った。
そして智哉が運転席に座り、あとの三人が後部座席に座った。
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