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『シマケン…シマケン!』
智哉が助手席で眠り続けるシマケンを起こす。
『…ん?着いた…?』
ぼーっと起きるシマケン。
『いいから早く
起きて、車から下りろ』
智哉が言うと、シマケンはゆっくり車を下りる。
『……えっ…?』
車を下りた瞬間、シマケンは一気に目が覚めた。
『早よパトカー乗り』
智哉がシマケンをパトカーまで誘導する。
『な…なんや?
なんやねん?
俺なんもしてへんやん
俺なんも知らんやん
寝てただけやん』
シマケンは左右キョロキョロしながら大きな声で言う。
『はい、少年、
話は警察署で聞くから』
お巡りさんはシマケンの腕を掴みパトカーに乗せた。
智哉も違うパトカーに乗り込んだ。
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