智哉~14 years old~

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『シマケン…シマケン!』 智哉が助手席で眠り続けるシマケンを起こす。 『…ん?着いた…?』 ぼーっと起きるシマケン。 『いいから早く  起きて、車から下りろ』 智哉が言うと、シマケンはゆっくり車を下りる。 『……えっ…?』 車を下りた瞬間、シマケンは一気に目が覚めた。 『早よパトカー乗り』 智哉がシマケンをパトカーまで誘導する。 『な…なんや?  なんやねん?  俺なんもしてへんやん  俺なんも知らんやん  寝てただけやん』 シマケンは左右キョロキョロしながら大きな声で言う。 『はい、少年、  話は警察署で聞くから』 お巡りさんはシマケンの腕を掴みパトカーに乗せた。 智哉も違うパトカーに乗り込んだ。
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