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しかし-…
数年後
少女は“死”を意識するようになる。
自然と少女は少年と距離をおくようになっていた。
入退院を繰り返す少女には友達なんて出来なかった。
そんな少女とは違い
少年は沢山の友達に囲まれ笑いや笑顔の耐えない日々。
スポーツ万能で容姿も良く
その上、人懐っこい性格の彼は女にも男にも人気があった。
だからこそ…
彼女は彼に近づけなくなってしまった。
いつしか、あの日交わした約束は消えている。
しかし彼女がいくら突き放しても彼は彼女を心配した。
そんな彼に対し
いつしか彼女の中に恋心が芽生えていく…
10年たった今-…
こうして仲良く保健室へ向かうことが出来るのは猛の花穂を想う気持ちがあったからこそなのだ。
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