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――ッ!!
泣き崩れる花穂を突然、ギュッと抱きしめる猛。
猛「ごめっ…
花穂の気持ちも考えずに…
なぁ…俺と付き合ってよ?
俺に恋してよ。
そしたら花穂は死にたくなくなるんだろ?
そしたら頑張って生きてくれるんだろ?
俺…花穂が好きなんだ。」
たけちゃんが私を好き?
腕の中から猛を見上げると
優しく微笑んでいる。
花「私…死んじゃうんだよ?」
猛「そんな事させない」
花「たけちゃんが苦しむだけだよ」
猛「花穂が生きて俺の側にいてくれれば俺は幸せだから」
力強く言う。
花「私なんかで良いの?」
猛「俺、花穂のヒーローだもん!
ヒーローはいつもお姫様を守るんだ」
たけちゃんも覚えてくれてたんだね。
花穂はソッと頷き猛の腕の中に顔をうずめた。
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