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春風が吹く3月。
桜の木々に囲まれながらも私は高校を卒業した。
沢山の人。
涙を流す人もいれば笑顔の人もいる。
本当なら私はここにいなかった。
本当ならここにいるのは私でなく彼だった。
フッと雲一つない空を見上げ私は想う
たけちゃん…
元気ですか?
そちらの暮らしには慣れましたか?
たけちゃんがいなくなってから私は強くなったんだよ。
何時までも私を見守っていてね。
私が困った時は助けてね。
だって、たけちゃんは
私の“ヒーロー”だから。
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