崩れ行く感情

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目が覚めると病院のベッドの上だった。 見慣れた、この天井。 なんで私は普通でないの? なんでデートすら出来ないの? なんでよ! 怒りと言う感情が涙に変わり流れ出てくる。 普通になりたい―… 何故そんな事でさえ叶わないの? もう嫌!! 猛「花穂?目、覚めたか? よかったぁ~!!」 私の手をギュッと握りながら眠っていた猛が目を覚ました。 嬉しそうにニコニコと笑う猛に何故か腹が立つ。 猛「おっおい! お前っ泣いてるのか?」 流れ出た涙を拭おうと猛は手を伸ばした。
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