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パシッ―…
猛の手を思いっきり振り払い花穂は叫ぶ。
花「触らないで!
たけちゃんなんて大っ嫌い!!」
八つ当たりだった…
健康なたけちゃんに私は嫉妬したんだ。
猛「花…穂?」
悲しそうな顔…
また私はたけちゃんを傷つけちゃった―…
花「…えっ…て…」
猛「えっ?」
花「帰ってってば!!」
こんな不器用な私が嫌い。
本当は側にいてほしいのに…
猛「分かった…
また明日くるから…」
素直に帰るしかなかった…
花穂が何故、怒り出したのかも理解が出来ない。
泣き出す花穂に対して
何も出来ない自分に腹が立つ。
猛「またな…」
静かに立ち上がると猛は病室を出た。
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