白の別世界

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  「たけ…さ…!」 ん? 「猛さん!」 誰? 目を開けるとそこは別世界。 真っ白で何もない。 俺…たしか…車に引かれたよな? 自分の手や体を見回しても 傷一つなく至って普通。 猛「だれ?」 声は確かに聞こえた。 だが姿がない。 すると一匹の黒猫が姿を現した。 猛「お前、あの時の…」 助けた黒猫だ。 猫「はい。助けていただき有難うございます」 猫の口から出た言葉。 猛「うわっ!猫が喋った!!」 驚かない訳がない。 だが猫は相変わらず平然と 猫「そんな驚かないでくださいよ 猫だって喋りますよ!」 っと笑った。 理解したくないが目の前にいる猫は喋っている。 理解するしかないようだ。
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