白の別世界

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  猛「えっと…猫さん? 俺…死んだのかな?」 猫に話しかけるなんて俺… どうかしちゃってる。 猫「いいえ。 今は仮死状態ですが2日後には目が覚めますよ!」 あ…そうなんだ。 じゃ、なぁ~い! 猛「なんで分かるんだよ? あっ夢か…俺は夢見てるんだ」 すると猫はクスクスっと笑い 猫「猫ですから! それに夢なんかじゃないですよ」 猛「猫だから?」 猫「そうです。 ほらっ魔女の使いって猫でしょ? あれって猫には不思議な能力があるからなんです」 猛「ん~…」 納得行くような行かないような… 猫「まっ!なんだって良いじゃないですか! 私はただ猛さんにお礼が言いたかっただけなのですから!」 すると突然―… 「たけちゃん…」 別の声が聞こえてきた。 花穂? 今のは花穂の声だ! 猛「花穂っ!」 声のする方へ俺は叫んだ。 猫「彼女さんですか?」 猛「そうだよっ! 今のは絶対あいつの声だ!」 猫「じゃ~…見てみますか?」 猛「えっ?」 猫「まぁまぁ見てて下さいよ」 猫はそう言うと自慢の尻尾を ブンッと振った。 すると真っ白な視界が消え見えてきたのは…
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