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猛「お…おれ?」
何本も管を通された俺が寝ている
どーなってるんだ?
猫「人間風に言ったら
幽体離脱ってとこですかね?」
眠っている俺の側に目を腫らした花穂がいる。
どうやら俺は近くの花穂が入院する病院に運ばれた様だ。
花穂「たけちゃん…起きてよ…
ヒーローになるんでしょ?
死んじゃ嫌だよ…」
猛「大丈夫だ!俺は助かるから!」
必死に話しかける。
だが…
猫「彼女さんには聞こえないですよ」
平然と言われてしまった。
クッソー!!
すると…
――ッッ!!
突然、花穂が苦しみだす。
猛「花穂!!」
猫「彼女はあと5分後に亡くなります」
猛「なんとかなんないのかよ!」
猫「ん~…
ないこともないですけど…」
猛「なんだよ!?」
猫「ん~…」
猛「早く言えよ!」
猫は少し考え言った…
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