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幼い頃から体の弱い私は高校生になっても学校へ行く事が出来なかった。
日に日に体力が無くなり体が弱っていくのが医者に聞かなくても分かる。
たぶんもう駄目なのだろうな…
分かっていた。
私はもうすぐ死ぬ運命なんだと…
産まれてすぐに私の異変は誰が見ても分かったそうだ。
産声もあげず
ただただ苦しそうな赤ん坊。
黄土色から次第に紫色に変わり誰もが死を悟った。
だが生命とは強い物だ。
例え肺に大きな穴が開いていようが生きる事が出来るのだ。
しかし、それは健康と言えるのだろうか?
口から目一杯吸い込んだ空気は肺から外へと出てしまう。
人の倍以上の空気を吸い込まなければ私は窒息死するのだ。
手術なんて何回もした。
だから多少は人並みの生活が出来る。
治る見込み?
正直、ない。
医者も本人目の前にしてハッキリ言い過ぎなのよ!
だから私は幼い時から入退院を繰り返している。
“私も外で遊びたい”
どんなに願ったとしても叶うことなんてなかった。
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