久々の登校

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  花「あっ!保健室いかなきゃ!」 退院するときの約束―… 2時間おきに保健室で体温を計らなければならないのだ。 猛「そーだな! 俺も付いてくよ ついでに次の授業は仮病使って保健室で昼寝だな」 花「たけちゃんも、相変わらずだね…そんなのやってたら先生に怒られちゃうよ」 猛「大丈夫だって! 俺はサッカーさえ真面目にやってれば文句言われないの! 花穂は真面目すぎるんだよ! ほれっ行くぞ!」 そう…たけちゃんは私とは正反対 明るくって誰からも愛されて たけちゃんの周りにはいつも男女問わず人がいる。 中学時代-… サッカーチームに所属しプロからも声がかかるほどの腕前のたけちゃん… なのに周りの反対を押し切って私と同じ高校に入った。 サッカー選手になる夢… 私のせいで断ったんだ。 だけどたけちゃんは言ってくれた “俺の人生は俺が決める” 格好良すぎだよ… ガヤガヤと騒がしい廊下 私はただひたすら たけちゃんの背中だけを追いかけ保健室へと向かった。
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