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ティーナは軽く舌を出したあと小さなぼそぼそとした声で言った。 「この間あった公園での事件しってる?」 「ええ。女性が教われたやつでしょ?」 「そう…それでなにか情報入ってない?」 「…なんのために知りたいの?」 「ん~ちょっと言えないふかーい事情が…エル、お願い!」 ティーナは両手をあわせた。 エルはしばらく考えた後ティーナの耳元に唇を近付けた 「…ふ~っ」 「きゃぁ」 ティーナの髪の毛は逆立、そのまま座りこんだ 「危ないからだぁめ」 聞き取りにくい小さな声だった 「子供が関わることないわ。」 エルはにこっと笑った後本を持ち直し再び歩きだした。
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