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「じゃあまた。」
そう言って少年は微笑み図書館へと入っていった。
少年とあってから既に30分はたっていて辺りはすっかり闇に包まれていた。
ティーナは少年が開けっぱなしにしておいてくれた扉から外に出た。
ふとティーナの後ろからは少年の話声が聞こえてきた。
もっと少年の声が聞きたくてティーナは耳をすませた。
「…軍事関係の資料を拝見させていただきたいんですが。…えぇ。そうです。」
少年の声を聞き、ハッとし、おもわず手を口に当てた。
―そうだよ!軍事関係の資料を見ればいいぢゃない!もぉあたしたらなにやってたんだろ。今日はもう帰らなくちゃ。あしたまた来よう。…また会えるといいな。
と小さく呟きティーナは図書館を後にした。
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