黒髪の 男の子

壊れていく 心

私は 何をしたのだろう？
夏海を 愛していた…
浩二とは 喧嘩はしたが 普通の夫婦以上に
仲良くしてきた つもりだった

夏海に もう 会わせたくない

浩二に 言われた 最後の一言

九州の実家に浩二は夏海を連れて行ってしまった

もう 夏海に 会えない

由美は声を出して泣いた

ふと気付くと、あの男の子が、由美の 背中を 摩っていた

私は 狂っているのかもしれない