時代

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「マオくん!」 「何」 「今日も家、行っていい?」 「…好きにすれば」 淡いパープルの髪を 長く伸ばしたまま 無愛想に答える 皆はそんなマオくんに 近付かないどころか 変人扱いする どんな色にも髪を綺麗に染める 便利な薬でマオくんの髪は 淡いパープル とても似合っている 1ヶ月は変更がきかないから 私も来月には 同じ淡いパープルにしようかな そろそろ金髪にも飽きたし
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