いざ学園へ、そして再会

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「ここは魔法都市ディスペル。魔法と魔道具で発展した都市だ」 遺跡を出た後、三人はリリアとシルが住んでいる都市に向かった。 ディスペルはまさにゲームのように武器屋や道具屋などがあった。 「ディスペル・・・・か、かなり変わったな」 ガルムは懐かしむような悲しむような顔をした。 「じゃあ学校に行こっか」 「・・・・学校はまだ残っているのか・・・・」 ガルムは二人の後ろを歩きながら誰にも聞こえないように呟いた。 「やはりでかいな」 学校の前まで来ると、ガルムは昔と変わらない校舎をみて懐かしい気持ちでいっぱいになった。 「よし、まずは校長先生の所にいくか」 三人は校長室を目指して校舎に入っていった。 「校長ってどんな奴だ?」 しばらく歩いているとガルムが話し始めた。 「エルフ族の女性。かなり長い間生きていたらしいけど正確な年齢は不明。」 「女の校長は珍しいな」 「ついたぞ」 リリアとガルムが話している間にいつの間にか校長室の扉の前に来ていた。 「失礼します」 ガラッ 扉を開けると、中には一人の女性がいた。女性はガルムをみて驚いた顔をしたまま動かない。 「・・‥先・・輩・・?」
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