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「ガルム先輩じゃないですか!?生きていたんですね」
女性はガルムの前まで駆け寄って来た。女性の髪は腰まである銀髪で、スタイルも良く、美しい顔立ちをしていた。
「悪いが・・・・誰だ?」
「えっ!?」
ガルムには女性が誰なのかまったく分からず、思った事をそのまま口に出した。しかし、女性はその言葉がショックだったのか、悲しい表情を見せた。
「覚えてないんですか・・・・・・」
「悪いな」
「仕方ないですね。クリスです。高校の時後輩だったクリス・アルフォードですよ」
「なっ、クリスだと!そんなはずはない。クリスはもっと小さかったし胸なんか無いに等しかったはず。何より校長になれるはずが・・・・・・」
「失礼な!」
クリスは怒ったのか頬を膨らませて椅子に座った。
「それで、何で高校を辞めたんですか?」
「それはだな・・‥」
ガルムはキルギス達と魔王を倒す旅に出た事。そのために高校を辞めた事。そしてキルギス達に封印された事などを話した。
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