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「そんな事があったんですか・・・・」
話し終えたガルムは悲しげな表情をしていた。
「ガルム先輩、この学校に入学しませんか?」
「はぁ!?」
クリスはその表情に気づき、いきなり話題を変える。するとガルムの表情は悲しげな表情から一変し、驚愕の表情になった。
「先輩はまだ今の世界についてよく分からないでしょ?この四百年で世界は結構変わったんだよ?」
「・・‥・・」
確かにガルムは四百年間遺跡にいたせいでこの世界のことはほとんど分からない。つまり、学校に通うのは得策だろう。
「ね?だから入ろうよ。先輩なら特待生になれるからお金の心配もしなくていいし」
「分かった。頼む」
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