310人が本棚に入れています
本棚に追加
その頃の健太
「暇だ…暇すぎる…」
赤く、燃えるような夕日が病室に差し込んでいる
電気をつけなくても明るいんだけど、健太はビビって電気をつける
「ていうか…何で病院のカーテンが暗幕なんだ…」
1人言言わなきゃ暇で仕方がない…
ガラララララ
病室のドアが開く
…
「何で須藤が来んの?」
※須藤とは、須藤 愛子のこと
「いや、春香がちょっと病院行くの遅れることを伝えにきた」
「そっか。サンキューな」
「…」
無言で暗幕を閉める愛子
い…嫌な予感…
暗幕、オレの届かないとこにあるからなぁ…
腹が折れてるオレは、絶対に暗幕開けれないしな…
カチッ
…
うわ…真っ暗だ…
「わわわわ…電気つけてよ須藤~」
「いやよ♪」
不適に笑ってる愛子
最初のコメントを投稿しよう!