嵐の予感

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つい、3日程前。 兄貴に模試の結果を見られ、 ここの所、落ち込んでいた。 そして、授業も終わり、 家にかえり、扉を開けると‥‥ そこはまるで、 俺が行ってはイケナイ世界が広がっていた。 ――――。 いやいやいや!!そんなはずないから!! 兄貴に限って‥‥‥、ねぇ? いや、確かに可愛いよ!!自慢の兄貴だし、何より、‥‥‥兄貴シスコンだから。 「臣、おかえり。」 「臣くん、おかえり。」 「うん、ただいま。って、兄貴から離れろォォオ!!」 やけに整った顔の男。 長身、白髪。 しかも、兄貴に抱きついてるし‥‥‥。 これは‥‥‥、嵐の予感かも。
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