1章 出会い

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その瞬間シビレ罠の効果が切れリオレウスが自由を取り戻し、痛みにのたうち回る。 すさまじい渾身の一撃だ!! もう一撃! レイがリオレウスに近づいた瞬間リオレウスが咆哮した!! 声が衝撃波となって広がり、耳をつんざき、レイの身体が一瞬硬直する!! その隙を狙ってリオレウスが突進しようとする! しかし、それをリオの矢が牽制し、許さない!! リオレウスは怒り狂い、口の端からは炎がもれている。 ―その時、一陣の風が辺りに吹き渡り、咆哮がこだました― それは、一番避けたい状況になった事を告げるモノ…。 「リオレイア………!!」 レイは見上げ、そう叫んだ。 この場所で2匹同時に相手をするのはかなり辛い。 リオレウスはリオが牽制している為攻撃できずにいるが、リオレイアがいればそうは行かないだろう。
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