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やめとけばよかった。
顔から滴り落ちた汗を拭い少女、リンはそう思った。
ディアブロスの討伐、やっぱり一人は無理だったのだ。
手にした双剣の刃はボロボロ、体力も底を尽きかけ、回復薬は切れている。
逃げるしかない。
しかし、逃げられない。
足が動かない。
多分、足をねんざしているのだろう。
ディアブロスが咆哮し、辺りの空気を揺るがす。
また突進が来る。
―終わった、そう思い目を閉じた―
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