1章 出会い

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「……」 少年は何も言わない。 レイはさらに続ける。 「しかもガンナー」 そう言った瞬間少年の目がこちらに移る。 「悪いかよ…」 「男だったら、男らしく近接武器を使うんじゃないの?……あ、それとも恐いとか?」 視線が厳しくなる。 「お前、歳はいくつだ?」 「17よ、アンタは!」 「……17」 これは意外だ。予想よりも上、しかも同い年! 「へぇ、同い年なんだ~」 これも何かの縁、と言ってギルドカード(ハンターである事を示す証明書)を交換する。 リオ、という名前らしい。 「………お前、大剣使いか?」 「そうだけど?」 「お前みたいな奴じゃ重すぎて扱えないんじゃないか?」 笑いながらリオが言う。 「なっ……!」 レイは思わず立ち上がった。 「そんなわけないでしょ!!じゃあアンタは!?アンタこそ剣が使えない軟弱クンなんじゃなくて!?」 今度はリオが立ち上がる。 「なんだと!?」 「いった通りよ」 「俺は軟弱なんかじゃねぇ!!」
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