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ふと気づくと私は右目からもボロボロと涙を流していた。コンタクトのずれはとっくに直っていた。なのに私は涙が止まらなかった。
いつの間にか自転車から降りた息子が心配そうにこちらを窺っていた。
私が息子の方を見ると、息子は恥ずかしそうに目を逸らした。
そして何も言わずに私の足に抱きついてきた。そういえば息子もコーラの泡が好きだったっけ。
私は息子の頭を撫でて、呟いた。
「なーんだ、こんなところにいたんだね」![image=153852492.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/153852492.jpg?width=800&format=jpg)
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