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一方 修学旅行先で千秋は
友達の 本田 由利とおみやげを選んでいた。
「わぁ~これ・・・いいなぁ~」
千秋が目にしたのは
ペアのペンダントだった。
由利はペアのペンダントに夢中になってる千秋を見て
「チイ 好きな子いるの?」
千秋はすかさず
「いるよ!」
「うそ~っ!誰?誰?誰?同じクラス?」
由利は必死に相手が誰か聞き出そうとしていた。
「学校にはいない・・・」
「えっ?よその学校?」
「年上・・・」
「えっ?中学生?」
「エヘヘ まだ内緒・・・あっ!これにしよっ・・・」
千秋はペアのペンダントを買った。
「ずる~い教えてくれたらいいのに・・・」
「ゴメン! 由利には絶対 教えるから・・・でも もう少し待って・・・」
少し不満そうな由利だが
「分かった・・・絶対 教えてよ・・・約束だよ!」
観光地を巡って ホテルに着いた。
渉の方では・・・
渉の携帯が鳴った。
渉は家に帰っていた。
携帯に出ると健次だった。
「ようっ!俺 お前の家の近くまで来てるんだ・・・今から行くから・・・」
「いきなり・・・何か用か?」
「行ったら迷惑か?」
「イヤッ・・・別に・・・」
「たまには付き合えよ・・・じゃ 行くから・・・」
しばらくすると チャイムが鳴った。
「こんばんは~」
玄関に健次と玲子が買い物袋を提げて 立っていた。
「あっ!健次だけじゃなかったのか?」
ビックリした表情で渉が言った。
「お邪魔だったかしら?」
玲子はキョロキョロ 周りを見渡すように言った。
「一緒に呑もうと思って たくさん買ってきたの・・・」
「呑もうぜ!久しぶりに・・・・」
渉は呆然としていた。
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