第 1 章 突然やってきた

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「チイちゃん、もう ここは チイちゃんの家だから・・・ 遠慮しないでね・・・」 「ハイ・・・美咲ちゃん」 「あれっ?帰ってたの・・・」 「渉 居たの?」 「誰?その子?」 渉は見知らぬ少女が母親と仲良く会話をしている姿をみて 不思議に思った。 「誰?その子?の前に挨拶しなさいよ~」 「ちわ~っス!」 「こんにちは。」 もう~っ!大の大人が 挨拶もちゃんと 出来ないなんて・・・ねぇチイちゃん・・・」 母親は軽く挨拶をしただけの渉が情けない気持ちだった。 「中畑 千秋ちゃん チイちゃん・・・ 今日から白石家の家族として 一緒に暮らすから・・・」 「えぇぇ~っ!!ど~ゆ~事だよ~っ・・・」 「そ~ゆ事・・・チイちゃん、部屋 2階だから・・・行こう~」 「ハイ・・・」 「母さん・・・ちゃんと説明してくれよ・・・」 渉は突然 少女がやってきて ただ ただ・・・ビックリするだけであった。 「この部屋がチイちゃんの部屋よ・・・荷物が届くまで これで我慢してネ」 渉も2階へ上がってきた。 「あのさ...ちゃんと説明してくれよな! 「ダーリンには 許可もらってるから・・・」 (ダーリンは止めろっ!) 「美咲ちゃん、ボストンバックの中の荷物 片づけていいですか?」 (美咲ちゃん・・・???) 「いいわよ・・・本当・・・良い子ね・・・」
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