無から無へ

1/1
前へ
/10ページ
次へ

無から無へ

涙笑顔重ねる 透明な命という枷。 人間という枷。 机上の空論も 目の前の現実も お前の限界で。 世界がどうなろうとも 知ったことか。 白黒映画に アナタの血は紅色? 感性という縄。 世界の目と口と耳を 潰したら。 はは。 何も無い現実に。 お行儀よく フォークとナイフで 命をつなぐ。 生物という底。 世界を諦めるその日まで。 ただ、何も無い。 何も無い。 何も無い。 さあ、宇宙を歩こう。 そして、その外へ。 その外へ。 全てを知る為に。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加