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冬、白銀散らす遠い空。 迷い込んだアナタが目にするものは白・・・。 いずれは汚れてゆき、消えてしまうのでしょう。 白の中。 黒い髪。 ただ、吐息濡らす窓の外。 見つめている記憶に言葉は震えている。 例えば偽物でも、決してかけがえの無い・・・。 白の外。 青い壁。 笑っていて・・。 私が目を瞑るまで・・・・。 この世界の終わりが見えてきて。 歪んでいる表情がふと鏡に写る。 アナタの瞳には、せめて笑顔で・・・。 嘘をつく。 白い顔。 ありがとう、 私を愛してくれて・・。 ああ、 叶うなら、 また笑っていたい。 あの、景色に・・・。 アナタが本当に笑う日までは、 ずっと傍にいるから・・・・。image=174249586.jpg
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