一大決意

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ナツ「…え?」 私が言った一言で、なっちゃんはフリーズしてしまった。 ナツ「遥(はるか)ごめん、もう一回言ってくれる?…聞き間違いしたかも…」 手に持っていたお箸をわざわざ置いて、私に向かってごめん、と手を合わせる。 ちょうどなっちゃんは大好物の春巻を食べようと口を大きく開けていたところで、自分のタイミングの悪さに私もごめん、と返して、さっきの言葉を繰り返した。 ハルカ「共学の四年制大学に行く。って言ったの。」 私はもう一度、さっきより少しだけ大きい声ではっきりと告げた。
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