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――パキッ
「っ!?!?」
「「ぁ………」」
由香里と……唯がなんで?
「唯姉……さん?」
「澪……」
いとこ同士の対面。
間に挟まれる俺………
「澪……まだ颯君のこと………」
「唯姉さんだって同じことでしょ!?」
「そんなこと!!!!…………な……」
唯の口から出た言葉は、尻すぼみになってしまった。
「あります!!!!」
「っ………」
やっぱり圧倒されてる。
唯は澪にだけは何も言えないらしい。
理由は知らない。
「私の方がずっと側にいたのに……唯姉さんばっかり!!!!!!」
「私はっ!!!!!!」
「唯姉さんがなんですか?」
「私……は………」
やっぱり何も言えない。
「姉さん。あの約束だって……全部私のおかげでしたよね?」
「っ!?!?」
「澪っ!!!!その話はっ!!!!!!」
澪の一言を、由香里が強く止めにかかる。
が、もう遅い。
約束………
あれのことか……
あれが澪のおかげ?
話がいまいちつかめない……
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