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「由香里先輩は口だししないでください!!!!」
「なっ……」
由香里まで……
「私は今ここで、唯姉さんに宣戦布告します!!!!」
「ぇ………」
「決めるのは颯太先輩です」
そうだ……
決めるのは俺だ……
「私は絶対に姉さんにだけは負けない」
「………」
それだけ言って、澪は走り去った。
絶対に揺るがないはずの、俺と唯の誓いは、知らぬ間に揺らいでいた……
………
……
…
それからどれくらいたっただろうか……
突然唯は泣き出した。
泣きながら俺に抱き着いてきた。
俺と由香里は呆然としていた。
……………
…………
………
……
…
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