13人が本棚に入れています
本棚に追加
――10……9……8……
「颯君!」
唯はいつの間にか立ち上がって手を差し延べていた。
「おぅ」
差し延べられた手を借りて立ち上がる。
――5……4……
「「3!2!!1!!!!」」
――HAPPY NEW YEAR!!!!
「明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとうございます」
「ってもう順番だよ!」
「そうだった」
忘れてた。
「今年もずーっと一緒だよ?」
「おぅ!」
いつもみたいに頭をグシャグシャに撫でる。
「エヘヘェ~」
抵抗もせず、ただ気持ち良さそうに撫でられる唯。
ホントカワイイよな………
そして、何事もなく鐘つきも終わった。
最初のコメントを投稿しよう!