新しい日々

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 「中1か2だな」    「むぅ~……」   むくれてる。    「成長止まるの早かったからなぁ………」    「いいじゃんカワイイし」    「えっ………」   驚いたような顔をして俯いてしまった。 なんか変なこと言ったかな?    「はぁ~……」    「ん?」    「もっと成長しないかな……」    「だから………ってそっちか」    「だってぇ~」   まだ胸を気にしてるらしい。 別にいいだろ…… くだらないことを話していたら、いつの間にか俺達の学校に着いていた。    「来てもなんもないだろ?」    「いいのいいのぉ~」   何を考えてるのか……… 校門は閉まっている。 当たり前だな。 仕方なくフェンスを使って侵入する。    「大丈夫か?」    「うん……」    「ほら」   手を差し延べて引き上げる。
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