純也の部屋

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「嫌ならいいよ。真剣な話しなのに…。」 俯いて言うと純也は 「別に嫌じゃねぇけど…何もねぇけど文句言うなよ?」 と,仕方ない,というような顔で笑った。 倉庫を出て,門へ歩き出す。大学から純也の家は電車で6駅。更に駅から徒歩10分程。 夕日に照らされながら駅まで歩いた。 定期券を通してホームで電車を待つときも,電車の中でも,私達の会話は途切れることがなかった。
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