純也の部屋

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「こんばんはーっ」 玄関の鍵を開けて中へ入った。挨拶をしても純也は1人暮らし。都内のマンション。4階の窓から見える景色は東京タワーと高層ビルがびっしりと並び,暗くなりつつある空に人口の光が灯り出していた。 「普通に綺麗じゃない?ちゃんと片付いてるし。」 綺麗好きな純也だから,ちゃんと整理されている。1LDKの部屋がシンプルに白とベージュで統一されていて,なんだか自然と落ち着く。 「そうか?まぁそこまで汚くはないはず…。あ,なんか飲む?」 純也はジャケットを脱いでキッチンへ向かった。 「じゃあココア!」 「はいよー!」 純也は数分後,ココアとカフェオレを運んで来た。
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