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「せっかく来たし歌ってく?ギター弾くし。」
そういって純也は自前の黒いエレキギターを手に取った。
「何がいい?AIKO?いきもの?バンプ?」
歌手の名前を挙げていく純也に戸惑いながら,適当に答えた。
「じゃあ…AIKOで『アスパラ』ね!!」
これは私が大好きな歌。
結構カラオケとかでは歌うの。(失恋ソングだけど…。)
「『アスパラ』はキーが高いからダメ。お前の声なら…『横顔』だな。」
音程に厳しい純也。でも私の声をよく知ってるから逆らえない。しかもアドバイスまで百発百中!なんでも5才からピアノ,8才からギター…音楽はなんでもこなしちゃうの。
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