私の想い

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「ねぇ!どう!?超力作なんだけど!!」 ここは都内N大学の1階の端にある音楽倉庫。 私は,桜内 唯架。N大学の2回生。軽音部に入ってる。今日は週に1回のまだ名前もないバンドで練習中。 「まだ甘いな。まずテンポ合ってないし。」 これは軽音部のメンバーの 白滝 純也(シラタキ ジュンヤ)ドラマーで,私とは高校で一緒だった1つ上の先輩。結構喋るし,ほとんどタメ口だけど。 「うっそー!!どこどこ!?」 「ここ。サビ位ちゃんとリズム合わせろって。お前作詞のセンスないんじゃね?」 そう。今,作詞の指導をしてもらってる。 楽器がまともに出来ないから,ヴォーカルをしてる。馬鹿にされてるのかも知れないけど,あたしにはこの瞬間が幸せなんだ… だって……………
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