続・純也の部屋

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「マニアって何よー!?2週間に1回行ってただけだよ!!」 「だからそれが通い詰めるって言うんだよ。」 「えー?だってあの時はまだお金あったんだもん!!」 「あの時って今はねぇのかよ!ちゃんとバイトしろよー?」 「分かってるよ!」 そんな他愛のない話は延々と続き,気が付けば気付けも変わっていた。 私が家に帰ろうとしたとき… ヴー…ヴー… 純也の携帯電話が冷たいフローリングの床にひびいた。 「わりぃ!ちょっと待って。」 そういって純也は玄関から部屋へ携帯をとりに行った。 玄関に取り残された私は,静かに耳を傾けた。盗み聞きだなんて感じ悪いよね…。でも聞こえてくるんだ…純也の声が。だから聞いてしまった。後で後悔するとも知らずに…。
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