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「えっ!そんなこと言われたの!?」
昨日の出来事を紗耶香に話した。
「ほんっと懲りないねー…関心するわ…。」
「…もぅ…諦めた方がいいのかな…。」
食堂なのにも関わらず堂々と話している。
「でも関係ないっていうのは酷いね。あたしなら嫌だよ。優しいけど優しさが裏目に出ちゃうタイプの人だよね。純也さんって。」
「確かに…でもやっぱり好きなんだよね…」
こういう本気でおちこんでる時は普段意地悪な紗耶香も真剣に聞いてくれる。
「あんたにそういう想いがあるうちは頑張ったらいいんじゃない?あたしは口悪いし大して役に立たないけど応援してるしね。(その方が修治君の為にもいいしね)」
「紗耶香…ありがとう!」
私達はランチを済ませて音楽論の講座へと向かった。
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