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髪や制服のすそからも滴りおちる雫。
「はぁはぁ…」
「お疲れさま。さぁ、あがってとりあえず体温めないと。」
ものの数分で家につき、今は玄関先にいる。お互いベタベタに濡れているため、上着をうけとり香織を先にリビングにあがらせて、私は洗面所にタオルをとりにいった。
ガチャ
「はい、タオ…!?」
リビングに入った瞬間、思わず言葉をのんでしまった。
今の今まで走るのに意識がまわっていたため、気づかなかったのだか…
服が濡れている。
当たり前なのだが濡れているということはまぁ、つまり…透けているということだ。
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