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両手を香織の両サイドにおき逃げ場をなくす。
「なっ、なにするんですか…」
香織は、突然の私の行動に驚きを隠せないでいる。
「何?…ってお詫び、もらおうと思って…」
そういって香織の顔に自分の顔を近づけていく。
途中、彼女をちらっとみると怖がっているのか、それとも観念したのかギュッと目を瞑っている。
まぁ、たぶん前者の方だと思うけど…
そんな様子の彼女をみても私はどこか冷静だった。いつの間にか、あと数cmに彼女の顔があった。私は止まらず瞳をとじ、そのまま更に近づけていく。
香織の吐息を感じるくらい近づいた…
あとほんの少しでも近づけば触れ合う、そんな距離までいったそのとき…
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