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「それが定めだからじゃよ。」
社はしばらく横たわっていたが、ムクッと起き上がり真剣な顔つきで口にした
「何か方法はないのですか??」
「それがね。二人の背中紋章には半分づつが刻まれていて、先代の予言『時来るとき、重なり合う力授かる』が現実のなった……社はおわかりよね?」
社は唸りながら何か考えているようだ
「これは、玄明寺家だけの問題ではなく。龍神家の他の家系にも言えるのよ」
社はしばらく考えていた重い腰を上げたとき…―――
「おい!孫達よ!それついては俺たちが説明する!」
三人とも蒼史達を見て硬直して見つめ合うこと一分。沙乃が慌ててお茶と菓子を準備して頭を深々と下げる。
秦は何で猫が喋ったのかさえわからないまま、座布団を4枚用意させられた。
いつもふざけてばかりの社でさえ、アタフタして何かと調子が狂う感じだった。
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